ヤンソン氏の誘惑
2018.02.28 │ ブログ
気がつけば今日で2月も終わりですね。
今月はインフルエンザが流行っていたので、ヒヤヒヤしました。
そんな中、六甲教室、東京教室どちらの教室も無事終えることができました。
ご参加下さった皆さま、本当にありがとうございます。
私も食べものでしっかり体調管理をしましたよ。
今回の教室で一番の人気だったスウェーデン料理『ヤンソン氏の誘惑』。
現地ではポロネギを使うところを、日本のネギを使って、ここにも風邪予防を入れました。
六甲教室では、いつもウェルカムドリンクにちなんで、その季節のからだの整え方についてのお話をしますが、
レシピの中にもいろいろな中医学の知恵をちりばめています。
それはたとえベトナム料理だろうと、スウェーデン料理だろうと、もちろん和食だってできること。
そのことをぜひ覚えていただきたい、と思っています。
薬膳とか養生というのは生活からはなれた特別なことではないし、料理のジャンルも関係ない。
その知識を持っていれば、どのような形でも暮らしに取り入れることができますし、
そこに料理の基本があれば味を損なうこともありません。
毎月通って下されば、季節に合わせたからだの整え方と調理の基礎を楽しみながら身につけられるー
それが私のレッスンの目指すところです。
ところで『ヤンソン氏の誘惑』という料理名。
先月生徒さんが、「ヤンソンさんって先生のお友達ですかー?」と聞かれたのですが、
いやいやそんな友達いませんよー(^^)
昔、宗教家のヤンソンさんが、ベジタリアンで本来は肉や魚を食べたらいけないのだけど、
あまりにおいしそうな香りがするから食べてしまったというのがこの料理の由来で、
ジャガイモのクリームグラタンにアンチョビが入ります。
ものすごくシンプルな材料で(塩すら入らない)、超簡単な作り方だけど、
しみじみおいしく、懐が深い。
私はこの料理をぜひ本場スウェーデンで食べたいと思っていたのですが、
レストランではなかなかチャンスが無く、ムリかなあとあきらめていました。
それが、お誘いいただいたご家庭のクリスマスパーティで、
キッチンのオーブンの中に入っている料理が
「Jansson’s temptation」だと聞いたときのうれしさと言ったら!
本場の『ヤンソン氏の誘惑』はすごくおいしかったし、
パーティの準備中にオーブンに入れておけば出来上がる気楽さもすごくいいなあと思ったのです。
あの旅で得たいろんなことを皆さんとシェアできて本当によかった。
何か一つでもご家庭で役立てていただけたらと思っています。