料理研究家 濱田美里

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味噌レッスン

2025.01.28 │ お料理教室 ブログ

大寒に入り、凛とした冷たい空気が身にしみる毎日ですが、
皆様いかがおすごしでしょうか。

今年も明石の老舗、京作さんの麹で仕込む味噌作りのオンラインレッスンを2/22(土)に開催いたします。

昨日メールでのご案内をしたところ、すぐに定員に達してしまったのですが、
数人動画視聴のみの生徒様がいらっしゃるため、あと2席追加いたします。
初めての方も、ぜひ一緒にお味噌を作りましょう!

大豆は例年通り、九州産の遺伝子組み換えでないもの(日本で流通する大豆の80%以上が遺伝子組み換え大豆と言われています)、
お塩は昨年に続き、ベトナムの天日干し海水塩「カンホアの塩」を使いますので(この塩は本当に美味しいですね)、
お子様やお身体の敏感な方にも安心してお召し上がりいたけるお味噌になるかと思います。

それから、生徒様より味噌玉(かんたん味噌汁のもと。お湯を注ぐだけで味噌汁に!)についても知りたいというリクエストをいただいておりましたので、レッスンの時にお話ししますね。
一人暮らしの方や、お弁当用に、とっても便利です。

私も毎朝、昨年皆さんと一緒に仕込んだお味噌で作ったお味噌汁をいただいていますが、
おかげさまでインフルエンザや風邪にもかからず、元気に過ごせていますよ。
ああおいしいなあ、日本のミソスープサイコー!と、毎日思っています😊

昨秋からの米価等の急激な値上がりで、
麹やさんのような日本の伝統食を支えてきてくださった作り手の方々も
全国的に大変な状況なのではないかと思います。

どうかそういった営みが後世にも遺ってほしいという気持ちもあり、
ささやかながらこのレッスンを続けています。
そしてその気持ちに共感くださる生徒様たちが全国にいらっしゃることを本当に嬉しく思います。
今年もあれこれおしゃべりしながら、味噌を仕込みましょうね☺️

詳細はこちらから
https://office179.stores.jp

おせちレッスンの生徒さんたちから

2025.01.10 │ ブログ

お正月が過ぎた時期の、
ものすごく嬉しいことの一つに、
生徒さんたちがおせちの写真を送ってくださることがあります。

先日も六甲時代の生徒さんが、すてきなお重のお写真送ってくださいました。

「先生の特訓を受けてからの
ごまめのハラワタ取りも
すっかり慣れて来て早くなりました😆
なますのカツラむきもちゃんと頑張ってます
一番だしで作るお雑煮も
毎年主人に美味しいと言ってもらえてます😆
頑張ったおせち料理の写真、お送りします」
とのこと❣️

この生徒さんはごまめのハラワタ取りが大嫌いで、
「先生この作業ほんと無理〜!」と言いながら、
一緒に大笑いしてやりましたよね。

思えば10年以上、毎年12月には何日もおせちのレッスンをしていたので、
(私もスタッフも肝心のお正月本番にはもうおせちを食べ飽きていたくらい><)
何百人もの生徒さんと、おせちを作ってきたんですよね。

東京時代の生徒さんで、
20代の頃から通ってくださっていた方が送ってくださったお写真は、
「ああこのおうちに帰ってきたいなあ」
と心があったかくなるような、「おかあさんの料理」になっていて、

彼女が新婚時代、「センセ〜、大晦日におせち料理作りはじめたらほぼ徹夜になっちゃって〜」と報告してくれたことを
懐かしく思い出したり。
Time moves on.ですね。

人生にはいろんな時期があるから、毎年おせち料理を全て作る必要はないし、
できないからとご自身を責める必要も全くないけれど、
あんな細やかな作業に毎年向き合うということは、
確実にあなたを磨いてくれていると思います。
料理ってそれだけの力があるよ。
作り続けている方、ぜひご自身を褒めてあげてくださいね。

謹賀新年

2025.01.06 │ ブログ

新年明けましておめでとうございます。
どんなお正月をお過ごしになりましたか。

私は、今年のお正月は、2日から家をあける、という変則的なスケジュールだったので、
簡単にお雑煮と、黒豆、数の子だけ作りました。

お雑煮は、近くのお店に「雑煮大根」という細い大根が売られていたので、
(どう切るのが本当の関西風なのかよくわからないけど)一応関西風に買ってみて、
でもおだしや小松菜なんかは関東風で、
しかしお醤油は関西ならではのうす口で、
もちは丸だが焼いている、
という、まさに私の生きてきた関東と関西の30年くらいが混ざった、ようわからんものに。笑

黒豆ははじめてお砂糖を全く使わずに作ってみました(意外といける)。
数の子は、もともと甘みを入れないので、これもロカボ仕様に。

今年はおせちはほとんど作らないと決めていたけれど、
年越しにはおだしを一年で一番まじめにひいて、
タブレットで紅白を聴きながら台所をぴかぴか磨いていたら、
からだの底から何か力が湧いてきて、
「台所に神様がいる、というのはほんとうかもしれないなあ」とびっくりしました。

そして、わたしは台所というものが本当に好きだなあと。
そこに心をおいて料理をする、ということに、
時間のあるなし、お金のあるなし、人様の評価などは、実は何も関係がなく、
できればいつも感覚を研ぎ澄まして台所に立ちたい。
気持ちのある手で目の前の食材を触りたい。
ささやかだけどそういう毎日を送りたい、
そんなことをあらためて思いました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにおかれましても、よき1年となりますように。

クリスマスレッスン

2024.12.27 │ ブログ

年の瀬も迫ってまいりました。
今年はインフルエンザが大流行していますが、
皆様お元気でお過ごしでしょうか。

私は、この冬に絶対湿度計(相対湿度より空気中の水分量を正確に計れる)を購入してみたところ、
7gを切るとピーピー知らせてくれるので(それ以下になるとインフルにかかりやすくなるそう!)、

黒豆を炊いたり、ローストチキンのがらでスープをとったり、
とにかく鍋を火にかけて、ピーピー言わせないようにしている年末であります。

先日は、毎年恒例の丹波黒どりで作るローストチキンのオンラインレッスンを行いました。

これも今年で5年目になるのですが、生徒さんたちも慣れたもので、
こうして場所を超えて、毎年末に一緒においしいチキンを焼けることを、
本当に幸せなことだなあと、改めてありがたく思いました。

今年は、昨年に続き3年にわたる事業に裏方で関わっているため、
新しいお仕事をたくさんはお引き受けできませんでしたが、
(せっかくお声がけくださったのにお断りせざるを得なかった方々、本当に申し訳ありませんでした。)

小さなことでも毎日続けると大きな力になる、というシンプルなことを
目の当たりにする日々で、静かな精神の豊かさや勇気をいただいた1年でした。

来年も目の前のできることを着実に、ていねいに積み重ねながら、1日1日を過ごしたいと思っています。
よく笑って、よく歩くことも目標にね。

皆様も、おからだ大切に、たのしい年末年始をお過ごしになりますよう。
今年も本当にありがとうございました。

ローストビーフ クコの実ソース

2024.12.13 │ ブログ

寒い日が続いておりますね。
皆様お変わりありませんか。

今日は、前回お知らせしたwebマガジン「with はぴe」動画とレシピの連載の3回目、
「炊飯器でできるローストビーフ くこの実ソース」
がアップされたお知らせです。
https://with-hapie.kepco.jp/cooking/34747/

炊飯器の保温機能を使ってしっとりと柔らかく仕上げたローストビーフに、
このクコの実ソースをぜひかけてみてください。
(材料は手に入りやすいものばかりです!)

クコの実って目の健康やアンチエイジングに最高の薬膳食材ではありますが、
なかなか料理に使いづらいんですよね。

でもふと思いついたんです。
よくヨーロッパで、ブルーベリーやカシスなどでソースを作るではないですか。
あんな感覚で、肉に合うゴジベリー(クコの実)ソースが作れるのではないかしら、と。
そしてあれこれ試作して完成させたのがこちら。

薬膳ということを抜きにしても、
かなりのクオリティに仕上がったと思います!

(編集者さんが「東京にこのお店を開いてほしい〜!」と褒めてくださったくらい😆
男性のカメラマンさんもこれは美味しい!とパクパク召し上がってくださいましたよ。)

ワインはもちろん、意外とごはんにもよく合います。
動画付きのレシピで、全く難しい工程はありませんので、
ぜひぜひクリスマスやお集まりの時にでもトライしてみてくださいね❣️
前日に作ることも可能ですよー😉

炊飯器×薬膳レシピ

2024.10.25 │ ブログ

秋も日増しに深まってまいりました。
皆さまいかがお過ごしですか。

先日、関西電力のサイト「with はぴe」にて、
炊飯器参鶏湯をご紹介しました。
https://with-hapie.kepco.jp/cooking/33846/

こちら、関西にお住まいの方でなくとも、無料で会員登録してご覧いただけますので、
ぜひサイトを覗いてみてください。
作り方を写真と動画の両方で解説しています。

(来月、再来月も別のメニューが載りますので楽しみにしていてくださいね!)

考えてみると私、20年も前に炊飯器クッキングの本を初めて出版してから、
参鶏湯って何度かレシピを発表してきましたが、
この部位(もも肉)を使った作り方は初めてだと思います。

多分これまででの中で一番簡単で、お肉もスープも美味しくできたんじゃないかな。
(胸肉だとどうしてもかたくなってしまうし、丸鶏だとハードルが高くなりすぎる。
余裕があれば、手羽など入れてもいいよ。
お米の加え方もぜひ見てみて!)

今秋はあの長い暑さから一変しての寒さの始まりで体が疲れがちですし、
空気がとても乾燥していますから(急にハンドクリームやリップクリームが必需品に!)、
風邪予防やお肌の潤いのためにもぴったりの一品です。

炊飯器でこれができるの!?とびっくりの味ですので、
ぜひ気楽に作って、お身体いたわってくださいね。
元気に毎日を過ごせますように。

味噌玉レッスン

2024.10.02 │ ブログ

ようやく秋らしい風が吹き始めましたね。
先日、大阪梅田にて味噌玉作り(ついでに味噌仕込みも!)のワークショップをしてまいりました。

オフィスワーカーの皆様に、お湯を注ぐだけでお味噌汁が手軽にできる、味噌玉の作り方を、
そして、粉麹で仕込む簡単な米味噌つくりもお教えしたのですが、
わたし対面のレッスンってよく考えると4年半ぶり!!!!!

コロナ禍からずっとオンラインレッスンでしたので、
久しぶりに60名近くの生徒様にお会いして、
ああリアルなレッスンってこんな感じだったなあと浦島太郎のような、
とはいえ、やればすぐ感覚は戻るので昨日までもこうだったような、
とても不思議な、たのしい体験をさせていただきました。

同じテーブルを囲んでみんなが一緒に作業をする、
おいしいね、と言い合う、
そういう時間はやっぱりいいものだなあ、と思いました。

味噌玉は、いろいろな種類の材料を用意して、
お好きな組み合わせでご自由に作っていただき、
ご試食もしていただいたのですが、
1番の人気は意外と切り干し大根でした!
お湯で戻すだけで甘くておいしいのよね。

そして、大豆もみこみの結構な肉体労働でみなさんお疲れになったと思いますが、
一緒に仕込んでお持ち帰りいただいたお味噌は、
数ヶ月後にはそれぞれのご家庭のお味に仕上がっていることと思います😊

おいしいお味噌さえあれば、
おだし、乾燥野菜など、天然の材料を組み合わせて丸めておくだけで、
おからだを養ってくれるあったかい味噌汁のもとができますので、
ぜひ味噌玉を作ってみてください。
日々のお仕事の合間に、ほっと一息できる時間が持てますように🌱

秋のお彼岸

2024.09.22 │ ブログ

秋のお彼岸ですね。
今年もおはぎをつくりました。

実は、春のお彼岸のぼたもちレッスンで使った大納言小豆があまりに忘れがたく、
生徒さんたちからも、リクエストをいただいていたのですが、

お店に連絡したところ、なんとあの小豆は、限られた畑で栽培されているものなので全て売り切れで、
今年の秋の収穫を待つしかないそう😢

というわけでこの秋のオンラインレッスンは泣く泣くあきらめました。
来年の春のお彼岸にまた一緒に作りましょうね。
私もとても楽しみです。

そして、あんこを煮たらぜひやってみていただきたいことが増えました。
それは、シュー皮と合わせること!

春のレッスンの後、たまたま外国の方をおもてなしをする機会が続き、
和食の後のデザート何にしようかな、と思っていた時に、
冷蔵庫にあんこがあったので、シュークリームと合わせてみたんです。
それが、思いの外おいしくて、大人気で❣️

シュー皮とクリームとあんこを用意しておいて、
好きに挟んでいただくスタイルが、
特にファミリーのゲストには好評で(楽しいもんね)、
私もすっかり気に入って、夏にはよくアイスクリームも挟んでフィーカしました。

(しかし8月に入ってからはあまりに暑すぎてシュー皮を焼いていない><)

暑さ寒さも彼岸まで、と言うので、もうちょっとしたら
またシュー皮を焼いて、冷凍庫に常備しておこうと思います!
やってみたい方がいらしたら、いつかシューレッスンをしてもいいですね😊

いちじく

2024.09.16 │ ブログ

大好きないちじくの季節。

よく行くスーパーには今月に入ってから、
「バローネ」という品種の兵庫産いちじくが並び始め、
(兵庫って実はイチジクの名産地)
何度もこちらを見つめてくる!
ついにしびれを切らして、バローネさんを買ってしまう!

普通のいちじくよりも皮が緑色で薄く、赤い部分が大きい。
そしてものすごく甘く濃厚な味わい。
カルピスの発酵バターと合わせると至福。まるでジャム。

糖質制限パン覚え書き

2024.08.21 │ ブログ

市販のブランパン用の粉(糖質77%オフ)を使って、

リッチな配合ではなく(卵やバターをたっぷり入れたリッチな配合なら、どんな糖質制限粉でもまあ食べられる)

ごくごくリーンな配合(水とオイルのみ)で、

まあ許容範囲かなあ、と思えるのはピザではないだろうか。。。。

ホームベーカリーと魚焼きグリルで作るといとも簡単で、
夏休みのお昼にもぴったり😊

(私は別に糖質制限を行っているわけではないのですが、日々ゆるく研究。

実感としては、食べた後に全く眠くならず、食後に頭を使う仕事がすぐできるのがよいところ。

去年紀州でたべた梅干しピザも真似てみたけど、
この生地にこの組み合わせはあまり合わなかった!><
チーズやソーセージみたいなのがよく合うね。)

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