料理研究家 濱田美里

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食べることと肌について

2019.01.18 │ ブログ

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昨日、体をリセットする食事のことについて書きましたが、今日はプラスの食事と肌のことについて書いてみようと思います。

30代前半くらいまでは、リセットする食事をとるだけで(要するに食物繊維をとり腸内の滞りをなくしたり、流れを良くしてデトックスする方向性)肌の調子を整えることができましたが、40歳に近づく頃から、あからさまにそれでは足りないわーと感じるようになりました。

よき脂質、たんぱく質、鉄分、カルシウムなど、プラスの方向性にも気を使わなければ、肌の潤いやツヤが全く足りなくなる!これは、もう少し歳を重ねれば、単に肌だけでなく、膝や腰などの痛みにも直結する問題でしょう。(鉄分に関しては、女性は更年期すぎると変わるのでまた別)

特に現代の40代女性は、一昔前とは違い、責任の重いストレスフルな仕事についていたり、出産あるいは小さな子どもを育てていたり、それに介護まで重なったり、と、かかる負担が様々です。

私は世界の色々な国や、日本の様々な場所の食事を見たり、そこに暮らす人々を訪ね歩いてきましたが、「ツヤのある肌」で真っ先に思い浮かべるのは、中国や韓国の、食養生をしている女性たちの肌です。彼女たちの食事の方法には、日本の食事の仕方では足りていないところがある。陰陽や気血水の考え方、動物性タンパク質脂質のとり方、そして生薬の上手な使い方。日本人の私たちにも参考になるところ、学ぶことのできるところがたくさんあります。

今月の薬膳鍋のお教室では、みなさまにその一端をお伝えできればと考えています。私自身、人前に出る仕事の前日には必ず薬膳茶やこれらの鍋で気血水の流れを整え、肌の血色や潤いを補います。中医学を勉強して一番ありがたかったと思うのは、口から入れるもので体を整えていくことができること。

毎月お教室のはじめには、その季節の体の整え方のお話ししますが、少しずつでもそれが身につくと、きっと皆様の自信や美しさに繋がるのではないかなー、と思っています。

(先ほど1月23日と25日に一席ずつのキャンセルが出たそうです。ご都合のつく方は、ぜひこの機会にいらしてくださいね!)

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