クルミの巻き寿司
2019.02.19 │ ブログ
今月ののり巻きレッスンでは、基本の太巻きにクルミを入れています。
これは、今から8年くらい前にNHKのあさイチという番組のお仕事で岩手県の花巻を訪れた際に、地元のおばあちゃんから教わったものです。(写真はその時ものです)
コクのある和グルミが入ったのり巻きはすごく美味しくて、食感も楽しくて!海から離れた地域で、魚と同じ脂質を持ったクルミが上手に食生活に取り入れられてきたことに感動したし、巻き寿司に入れてしまう遊び心をとっても素敵だと思いました。
所変わって、海外を旅した時に、クルミならば大抵どこにでも売っているし、魚が食べられない方達にも喜んでいただけることに気づきました。
なので今月のレッスンでも、みなさんにもこの新しい組み合わせを楽しんでいただいています。昨日の生徒さんが、「そういえば新潟の祖母がお稲荷さんにクルミを入れていてね。」というお話をしてくださって、わあそれも美味しそうだなと思いました。東北や長野、新潟などでは、クルミが実に多彩に使われていますね。
土地土地の必然から生まれた文化が、よその地域での食卓も明るいものにしてくれるー。それってすばらしいな、私はその文化を運んだり翻訳したりしていろんな人に伝える仕事をこれからもしていきたいなーと思っています。