料理研究家 濱田美里

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料理リレー

2020.04.27 │ ブログ

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さて、次なるバトンは、料理リレーでございます。料理研究家の脇雅世先生が、発起人となり始まった料理リレー。
以下、脇先生からのメッセージの抜粋です。

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世界中が危機感であふれている毎日です。おうちで過ごす時間が増えた皆さんと料理でつながることができたらと思い≪料理リレー≫を試みたいと思います。いつもお家にある材料で簡単に作れる一品をリレー形式で紹介します。わざわざ買い物に出なくても済む料理作りのヒントになれば幸いです。料理を生業とする私達から、ご覧いただいた皆さんがハッピーになることを願って
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新宿ですてきなお菓子教室l’erableを主宰されている藤沢かえで先生@kaesaru123 からバトンを受け取りました。

おうちにある身近な材料でできる料理、ということで、私は、世にもおいしい!?卵とトマトの炒め物をご紹介します。
教室でお教えするといつも大人気の一品。
材料はいたってシンプルで、ただ「炒める」だけなのですが、トマトと卵の良いところを最大限に活かしたい!と何度もいろんな順番、いろんな方法を試して作ったレシピです。

以下にポイントを細かく書きますが、まずは手順を頭にインプットしていただいて、あとは勢いよく料理すれば、きっとおいしくできますよー。

楽しいごはんの時間になりますように!

◎卵とトマトの炒め物
[材料(3〜4人分)]
卵  4個
トマト 3個
油  大さじ2〜
塩こうじ  大さじ2〜3(なければ、砂糖小さじ1+塩小さじ1/2強で)
ショウガみじん切り 小さじ1 

[作り方]
① トマトはへたをくりぬき、できれば湯むきをしてから、くし切りにする。
→トマトは皮つきでももちろんできるのですが、もし余裕があれば皮をむいてみて。とろっとして卵との一体感が出ます。

② フライパンに油大さじ1強を熱し、熱々のところに溶いた卵を入れる。全体をふんわりと炒めて、炒めすぎないうちに、いったん取り出す。
→この行程がとっても大事。ガスなら、あれば鉄の中華鍋に多めの油をなじませ、強火でふわっと半熟に火を通すとサイコー。
IHの場合は底面積の広いフライパンに、冷たいうちに油を入れて、全体をしっかり熱してから卵を入れ、コンロから浮かさないようにして、揺すって火を通すといい。
いずれの場合も、卵がかたくならないうちにさっと取り出すために、隣に皿を用意しておいて。

③ フライパンにさらに油を大さじ1程度足し、しょうがのみじん切り、トマトを加えて炒める。トマトに油が回ったら、塩こうじを加える。
→トマトを入れてからはあっという間。あまり長く火を入れると煮崩れてしまうので強火で。そして触りすぎないこと。

④ 全体に塩こうじがまわって、なじんできたら卵を戻し入れる。 卵にトマトの水分を吸わせるような感じで、1〜2分強めの中火でいためたらできあがり!

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※ 塩こうじの量は、市販のものなら大さじ2にして下さい。
手作りする場合のレシピも一応下に書いておきますねー。

◎塩こうじ
[材料]
米麹  200g
水  350cc
塩  40g

[作り方]
①鍋に水と塩を入れて沸かして溶かし、60℃まで温度を下げる。
②容器に麹をほぐし入れ、①を加えて混ぜる。
③1日に1回かき混ぜて、夏場なら1週間、冬なら2週間近くを目安に、麹の芯が無くなり甘みが出るまで常温におく。
(ヨーグルトメーカーや炊飯器の保温機能などで60℃に保てるなら、8時間おくだけでできます。)その後は冷蔵保存する。冷蔵庫で1ヶ月はもちますよ。

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次にバトンをまわすのは、尊敬する料理人の井上裕亮さんです。備長炭炉窯ステーキが食べられる三ノ宮『baron』のオーナーシェフです。
早くお店に行ける日が来ることを祈りつつー。

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