料理研究家 濱田美里

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『美しいキモノ』

2020.05.25 │ ブログ

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『美しいキモノ』夏号が届きました!
(p59「きものラヴァーズの夏衣拝見」のコーナーで夏織物のコーディネートをご紹介させていただきました?)

自分が40代になったからなのか、雑誌のテイストが変わったのか、
コンサバすぎず、リアルに参考になる、
「今」の夏着物コーディネートがいっぱい載っていました?

着物って、帯と帯揚げ、帯び締めの4つの組み合わせで、ものすごーく表情が変わる上に、
その合わせ方が洋服のような引き算の色合わせではなくて、
足し算とかかけ算(柄on柄みたいな)なので、おもしろくも難しいところがありますよね。
(なので、着物を見すぎると洋服の時に色を足しすぎるきらいがある。
和食器と洋食器も同じですね。)

例えばこの表紙の鈴木京香さんが着ておられるコーディネート。
この芭蕉布の着物に、しな帯までは洋服の感覚でわかるけど、
そこにこの帯揚げ、そして赤の入った白い帯締めを合わせるのは、かなり高度で、なるほどーと思います。

洋服だとあり得ない合わせ方ですよね。
でもこの帯締め1本で、ぐっと軽やかになり、全体の印象ががらっと変わる。
ここまで責めてもいいんだあ、とすごく参考になります。

1冊丸々、フォーマルもカジュアルもいろーんな夏コーディネートが載っていて、
麻織物の読み物や、お手入れの仕方まで、ゆっくり楽しめましたよー。

ああ、夏には着物で出かけられるような世の中になっているといいですねー。

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