料理研究家 濱田美里

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大島紬

2020.11.26 │ ブログ

今月のきもの。
(スパイスとか、唐辛子とか、うっかり色がつきそうな料理の時は、つい濃い色の着物を選んでしまう^_^)

この大島も、10年くらい着て、裾や袖が擦り切れ始めていたので、夏の間にイトカワさん
@kimono.itokawa に仕立て直していただきました。

あんなにくたびれていたのが、しゃっきり!
でもあらためて触ってみると、新品の時とは違う絹のやさしさがある。

結城など他の紬と違って、新品の大島紬に対して、やさしいという気持ちには、なかなかならない。

私にとって大島は、どんな色柄であっても、袖を通すときには少しひんやりとする、キリッとしたイメージのきもの。

なので、10年かけて顔を出してきた絹本来のやさしさに、しばし言葉を失ってしまう。
こんなことがあるから、きものと付き合うのを止めることができない。


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