料理研究家 濱田美里

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丹波篠山へ行ってきました①〜「やまゆ」さんで牡丹鍋〜

2023.03.12 │ ブログ

(*wordpressの問題で、この文章、なぜかどうしても途中から行が詰まって表示されてしまいます。
読みづらくてごめんなさい!!)

神戸から車で1時間、丹波篠山へ行ってきました〜🚗

今月ぼたもちオンラインレッスンがあるので、
いつも美味しい丹波大納言小豆を送っていただいている
小田垣商店さんにご挨拶に伺うのはもちろん、

せっかくなので他にも色々訪ねてみたいなあ、と
丹波篠山出身の2人の生徒さん(食いしん坊!)に 聞いてみたところ、

それぞれが全然違うラインナップのToGoリストをドバ~ッと送ってくださり、
これは半日ではとても回りきれない!とうれしい悲鳴。

(雑誌の特集6ページくらい余裕で組める情報量!なんなら、1〜2泊のグルメツアーもできるよー>_< 本当にありがとうございます!) まずはそろそろ季節的にも終わってしまう、牡丹鍋を。 このお二人だけでなく、たくさんの生徒さんから聞いたことのある、 山の中にある囲炉裏のお店へ、 ぜひイノシシを食べに行ってみたかったのですが、 そちらは満席で予約が取れず、今回は、 「今はここがオススメみたいです😊(母情報)」 という「やまゆ」さんへGO!。 結果、大満足。 茅葺の古い民家を改装された店内は、明るくていい空気が流れており、サービスが素晴らしく、 お料理も、土地で採れたものを大切に思う気持ちが乗った、丁寧なものばかりでした。 コースも一人一人メインのところを選べるスタイルになっているので、 牡丹鍋だけでなく、牛のローストとか、マスの焼いたのとか、 それぞれが自由に楽しめて、山の中でいただくのにふさわしいラインナップばかり。 とにかく山芋がふんだんに贅沢に使われていて(1年分のとろろを食べたような気分!)、 豆やみそ、イノシシ、胡麻、根菜などいただいていると、 「こういうものを食べて、この土地で育った人は、かなり腰がしっかりするだろうなあ。」 と深く納得。食後の体の感じが海の食べ物とは全く違いますね。 そして、牡丹鍋の味噌ベースも(他のお料理も)、 東北地方ほど塩分が勝たず、九州ほど甘くなく、 東海地方のような赤味噌寄りでも、京都ほどの白味噌寄りでもなく、 なんというか、これが兵庫の味だなあ、 私が神戸に引っ越してきてから一貫して好きだと思う、 関西のこの県の味の方向性だなあ、としみじみしてしまいました。 (鍋を食べ終えた後に、この割り下の中に新鮮な卵をさっと落として、 ごくごく半熟でご飯に乗っけて食べる卵ごはんもサイコーでしたよ!) 店内にアリス・ウォータースの”THE ART OF SIMPLE FOOD”が置いてありましたが、 前菜の山芋チップスから、 デザートに使われたイチゴ(すぐ近くの農園で作られているもの)の香り高さに至るまで、 シンプルにその土地から生まれたものに、人の気持ちが乗って、 その手から生まれた料理を、その土地でいただけるというのは、 最高に豊かなアート体験だと改めて思いました😊 やまゆさんだけでも書きたいことはいっぱいあるのだけど、 長くなりすぎるので、この辺で〜。 続きはまた次回に。

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