料理研究家 濱田美里

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懐かしい味と新しい味

2023.08.07 │ ブログ

先日、東京時代にドキュメンタリー番組を作っていただいた
テレビのディレクターさんと、電話で次の番組のお話をしていた時、

「僕ねえ、濱田さんにあれ作ってほしいんですよ。あの漬物!スイカの!」

「え!スイカの皮の?実は私、今お電話いただく前にちょうど作ってたんですよ!!!」

「本当?あれねえ、懐かしい味なんだよなあ。」

「でも放映、秋ですよねえ。」

「そうだ、ダメだ!」
(振り出しに戻る。。。)

そう、私にとっても、スイカの皮の漬物は、懐かしいおばあちゃんの味。
子供の頃の夏休みにはいつも食卓にのぼっていました。

(でも東京で、自分以外にあの味が懐かしい人という人に初めて会いました!
どなたかいらっしゃいます?)

この夏もたくさんスイカの皮の漬物、作っては食べたのですが、
今年はスイカの皮がいつも以上にたくさんあるので、ちょっと冒険。

私、若い頃にタイで初めてソムタムという青パパイヤのサラダを食べた時、
これ何かに似てる!そうだスイカの皮だ!そっくりだ!と思って、

日本に帰ってきてからも、なかなか手に入らない青パパイヤがわりに、
いつもスイカの皮でソムタムを作っていたのですが、

それなら、青パパイヤで作るガパオっぽい炒め物とか、
あるいは中国の冬瓜とひき肉の炒め物みたいな雰囲気の、

醤油や味噌にちょっとパンチを効かせた炒め物にしてみたら美味しいのでは?と思い、
試したところ、これがビールのおつまみにぴったり!!!

(なんかいつもおつまみばっかりですみません><笑)

捨てられてしまいそうな場所ですが、案外いろんな料理に使えますね。
今年は何度も作りそうです〜。

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