料理研究家 濱田美里

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「洋菓子の道具たち」展

2019.01.19 │ ブログ

竹中大工道具館にて開催中の「洋菓子の道具たち」展へ。

アンティークの洋菓子道具の展覧会に加え、今日は、アンテノールの野田パティシエによるテンパリングの講習まであって、すばらしかった!子どもからおじいちゃんまで、たくさんの方たちが見にいらしていて、なんというか、神戸における洋菓子のすそ野の広さにはいつも圧倒される。

竹中大工道具館は、新神戸駅から徒歩で行けるくらいの場所だけど、大らかな山と空をバックにデザインされた、とても気持ちの良い建物だった。またぜひ訪れたい。

食べることと肌について

2019.01.18 │ ブログ

Instagramから投稿

昨日、体をリセットする食事のことについて書きましたが、今日はプラスの食事と肌のことについて書いてみようと思います。

30代前半くらいまでは、リセットする食事をとるだけで(要するに食物繊維をとり腸内の滞りをなくしたり、流れを良くしてデトックスする方向性)肌の調子を整えることができましたが、40歳に近づく頃から、あからさまにそれでは足りないわーと感じるようになりました。

よき脂質、たんぱく質、鉄分、カルシウムなど、プラスの方向性にも気を使わなければ、肌の潤いやツヤが全く足りなくなる!これは、もう少し歳を重ねれば、単に肌だけでなく、膝や腰などの痛みにも直結する問題でしょう。(鉄分に関しては、女性は更年期すぎると変わるのでまた別)

特に現代の40代女性は、一昔前とは違い、責任の重いストレスフルな仕事についていたり、出産あるいは小さな子どもを育てていたり、それに介護まで重なったり、と、かかる負担が様々です。

私は世界の色々な国や、日本の様々な場所の食事を見たり、そこに暮らす人々を訪ね歩いてきましたが、「ツヤのある肌」で真っ先に思い浮かべるのは、中国や韓国の、食養生をしている女性たちの肌です。彼女たちの食事の方法には、日本の食事の仕方では足りていないところがある。陰陽や気血水の考え方、動物性タンパク質脂質のとり方、そして生薬の上手な使い方。日本人の私たちにも参考になるところ、学ぶことのできるところがたくさんあります。

今月の薬膳鍋のお教室では、みなさまにその一端をお伝えできればと考えています。私自身、人前に出る仕事の前日には必ず薬膳茶やこれらの鍋で気血水の流れを整え、肌の血色や潤いを補います。中医学を勉強して一番ありがたかったと思うのは、口から入れるもので体を整えていくことができること。

毎月お教室のはじめには、その季節の体の整え方のお話ししますが、少しずつでもそれが身につくと、きっと皆様の自信や美しさに繋がるのではないかなー、と思っています。

(先ほど1月23日と25日に一席ずつのキャンセルが出たそうです。ご都合のつく方は、ぜひこの機会にいらしてくださいね!)

干し野菜と水だけのスープ

2019.01.17 │ ブログ

今日のお昼ごはんには、持ち帰った干し野菜でたっぷりスープを!

出張の時はどうしても三食外食になってしまうので、帰ってきたら野菜をたくさんとってリセットしたいんですよね。そんな時に、野菜を切る手間もかからないし、あっという間に準備できるので、ぴったりです。

昨日の生放送中のご質問で、「干し野菜を戻した汁は使えますか?」というご質問がありましたが、これは最も分かりやすい例かな。作り方は以下の通りです。

1、鍋に干し野菜をがさっと入れる(汚れなど心配だったらさっと洗ってから。えのきはキッチンバサミで適当に切りました)

2、かぶるくらいの水を入れる時間があればこのまましばらくおいておく(今日は時間がなかったので5分くらい)

3、火にかける。煮立ったら弱火でコトコト。野菜が柔らかくなれば出来上がり(今日は30分くらい煮たかな)

材料は水と干し野菜だけで、塩すら入れておりませんが、なんと滋味深いこと。びっくりするほど濃厚な味わいです。今日はパプリカ、えのき、かぼちゃ、にんじん、トマト、しめじ、大根の干し野菜を入れましたが、えのきやしめじのようなキノコ類は必ず入れたいところ。そしてかぼちゃやパプリカトマトなど、甘みの出るものをミックスすると特に美味しいです。もし保温鍋とかほったらかしにできる調理家電をお持ちだったら、あっためて入れておくだけ。体をスッキリさせたい時、ぜひやってみてくださいね。

ごごナマ終わりました!

2019.01.16 │ ブログ

本日、無事ごごナマの放映が終わりました。ご覧下さった皆さま、どうもありがとうございました!実はギリギリまで、稀勢の里の引退会見が入るかもしれず、(その場合は、20分くらい短縮されたかも)ヒヤヒヤしたのですが、なんとか全部放映できて、よかったです。久しぶりの生放送だったので、緊張しましたー。でも、共演の皆様のおかげで、干し野菜の魅力を楽しくお伝えできたかな。ベジ牛丼のレシピは、NHKのホームページ「らいふ」でもご覧いただけます。ぜひお試し下さいね♪ (2枚目の写真は視聴者ファックスでいただいたもの!!すごーい!) #濱田美里 #料理研究家 #干し野菜#ごごナマ

本日、無事ごごナマの放映が終わりました。ご覧下さった皆さま、どうもありがとうございました!

実はギリギリまで、稀勢の里の引退会見が入るかもしれず、ヒヤヒヤしたのですが(その場合は、20分くらい短縮されたかも)、なんとか全部放映できて、よかったです。

久しぶりの生放送だったので、緊張しましたー。でも、共演の皆様のおかげで、干し野菜の魅力を楽しくお伝えできたかな。ベジ牛丼のレシピは、NHKのホームページ「らいふ」でもご覧いただけます。ぜひお試し下さいね♪

(2枚目の写真は視聴者ファックスでいただいたもの!!すごーい!)

テレビ出演のお知らせ

2019.01.15 │ ブログ

テレビ出演のお知らせです。

明日、14時よりNHK「ごごナマ」に出演いたします。テーマは、「ムダなくうまみ凝縮!干し野菜で3つ星レシピ」でございます^_^

そんなわけで、東京に向かっているのですが、ただ今、全豪テニスオープンの真っ最中。錦織さんと大坂さんの健闘次第で、明日は二回戦の生放送が入るかもしれず!!そしたらまた延期になります?

今晩にならないと決定しないので、東京のホテルで待機しますが、(今これを書いていたら、隣でマキさんが「相手の棄権で錦織くんが勝ちました!」と言ってます。さて、どうなることやら!?)無事放映となりましたら、ご笑覧くださいませー。

☆追記/放映決まりました!


黒ごまチーズケーキ

2019.01.11 │ ブログ

今月のおまけデザートは、黒ごまのチーズケーキ。
レシピの調整をしていますー。

野菜干してます

2019.01.09 │ ブログ

来週のテレビのために干しています。

今日は南のベランダの方が日当たりと風通しががいいので、こちらに並べて。

カゼ撃退と干し野菜と

2019.01.07 │ ブログ


今日からオフィスに出勤です。

朝起きたらなんとなく喉が痛く、ちょっと風邪をひきそうな気配!
早めに手をうっておきたいので、いつもの冷え性ハーブティに、エキナセアとネトルを加えました。(オフィスに着いたら午前中は大抵デスクワークをしているので、気分転換にその日の気分のお茶をいれます)

先ほど、年末年始に届いた郵便物を見ていたら、『干し野菜百科』の重版が入っておりました!9刷目とのこと、ご愛読本当にありがとうございます?

干し野菜と言えば、1月16日に、NHK「ごごナマ」に出演し、またご紹介する予定です。
日にちが近くなりましたら、お知らせしますね。(国会中継が入りませんように!)

新年のごあいさつ

2019.01.05 │ ブログ

新年あけましておめでとうございます。今年はなんだかあっという間にお正月が終わってしまった感じですね。


私はいつものように広島で新年を迎えました。いつもと違ったのは、初めて買ったおせちをいただいたこと!!
京都の2軒のおせちをお取り寄せしたのですが、なぜかというと、こんなわけです。


私自身のおせちは生まれ育った広島の実家の味をベースに、20年以上暮らした関東(江戸)のおせちが基本になっていて、教室で11年皆さまにお教えする中で、年々少しずつマイナーチェンジを続けてきました。


しかしここにきて、大きく自分の舌が揺さぶられております。というのも、関東と関西は本当に文化がちがう!


私はどこヘ行っても食からその土地をとらえてしまいますが、東京と神戸では、食べることのまわりすべて(食材や味にとどまらず、食卓でのコミュニケーションのとり方からエプロンの柄まで)、同じ日本でもまったく文化が違うことに驚くばかりの2年間で、そのことが本当におもしろく、たくさん影響を受けたのと同時に、古典的な日本料理を取り上げる際に、どこに着地したらよいのか混乱しているところもあり、あらためて、何か関西の味の指針のようなものを感じてみたかったのです。


そんなわけで、今年は「皆でああでもないこうでもないと言いながらよそで作られたおせちをつついて楽しむ」という初めての体験をしました!感想は、すばらしかったー、の一言です。特に吉兆のおせちは、一切の媚びが無く、スパンと竹を割ったようなお味でした。(そこはちょっと江戸料理にも通ずるように感じましたが、味の決め方(特に醤油の控え方)がやはり関西だなあと思いました)余計な飾りがまったくないシンプルさ故に、訓練された包丁使いや、素材の選び方、時間の足し引きの絶妙さが際立っていました。


それを一通りいただく、という体験は、そこに通底する音楽を感じるようなもので、むかし歌の先生がおっしゃっていた「耳が先なのよね。」という言葉を思い出しました。「音楽家は耳が先。いい音楽を先に聞くこと。だからいくつになってもどれだけできるようになっても、追いつけないのよ。どこまでいっても、耳が先。」


ただただすごいなあと嘆息する部分、ここまでは自分も出来ていると再確認する部分、この辺りに決めればいいのかと指針に出来る部分。よいお手本を持つこと。


そうだ、今年は「初心に還る」ことが出来る場所や、まだまだ自分がちっぽけだと感じられるものに出会う機会をたくさんもちたい、進んで足を運ぼう、と誓ったお正月でした。


広島のあちこちの山肌にはたくさんの傷跡が残っていたけれど、青い空にみかんののどかさは変わりなく、ふるさとで力をもらってきました。本年もしっかり働きます!どうぞよろしくお願いいたします。

年末のご挨拶

2018.12.29 │ ブログ

平成30年が終わろうとしています。

新神戸駅ののぞみは大雪の影響で25分遅れ!三宮のお肉屋さんNickのサンドイッチを駅で買い、寒いホームで待っています。

神戸に暮らして2年目。いつのまにか、濃口醤油よりも淡口醤油の減りの方が早くなり、カツサンドと言えば豚ではなく牛になり、酢飯の味加減もお煮しめのだし加減もパンの柔らかさも、少しずつ変わっていきました。

そんな風に神戸でのベースを築きつつ、北の国々や日本のいろんな場所を訪れ、学び、仕事する機会をいただいたこと、心からありがたく思います。お仕事でお会いした方々、教室の生徒さんたち、そしてこのようにインターネットを通していつも応援くださる皆様方、本当にありがとうございました!

私のふるさとの広島もそうでしたが、自然の猛威になすすべも無く、祈ることしかできない無力さを多く感じた年でもありました。料理は自然の恵みあってこそ、そして仕事は人とのつながりなくしてはできない、そのことを関西に住み、より感じるようになりました。

綱渡りのような、運動会のような日々でしたが、元気に今年の仕事を終えることができ、安堵しています。とくに神戸を留守にしての出張仕事は、スタッフのマキさん始め、周りの方々の協力無しには為しえないことでした。この場を借りてお礼申し上げます。

来年はいよいよ新しい元号が始まりますね。皆さまにとって、すこやかな、よき年になりますように。

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