料理研究家 濱田美里

料理教室のご予約はこちら
facebook page Instagram page YouTube

余ったゆずの保存法

2018.12.25 │ ブログ

今月のおせち教室で、皆さんが飾り切りの練習をして残ったゆずです。

そのままお風呂にポーンと入れてしまっても良いのですが、

「皮を使った後のゆずの汁はどうすればいいんですか?」

とよく聞かれるので、ゆず汁の簡単な保存法を。

以前にも書いたかもしれませんが、たくさんゆずの汁があるときは、

酢と割って、瓶に入れておくと、とても便利です。

ゆずの汁100%だけだとどうしても日持ちが悪いし、

冷凍してしまうと、使い勝手が悪い。

ということで、私はゆずと米酢を2:1くらいで割って、冷蔵保存しています。

お酢がわりにあれこれ使えますし、半年くらいは十分持ちますよ。

ゆずやカボスなどの柑橘類がたくさんある時には、

傷んでしまう前に、試してみてくださーい。

クリスマスイブ

2018.12.24 │ ブログ

クリスマスイブですね。

写真はストックホルムの聖ヤコブ教会。
一年前の今日です。
12月23日にブラブラこの教会の前を歩いていて、
翌日聖劇が行われることを知りました。
24日、せっかくなので行ってみたところ、
スウェーデンの方達が続々と集まって、
皆にクリスマスのおかゆが振る舞われ、
聖劇が始まりました。

宗教や国の違いを超えて、
その雰囲気も、天使のような子どもたちも
何もかもすばらしかったし、夢のようだったけれど、
私がうわーっと思ったは、歌でした。

最後にみんなで聖歌を歌うときに、楽譜が配られたので、
スウェーデン語はよくわからないながらも、一緒に歌ってみたのですが、
声が自分のからだから全く離れて、浮いているように聞こえました。
それはたぶん教会の建築様式のためです。

劇の中でイエスキリストが生まれた時に歌われた「ハレルヤ」も、
昔声楽をやっていたときに、さんざん歌った曲だったけど、
まったく違う曲のように聞こえました。

西洋の芸術は教会を中心に生まれたんだな、ということ、
そしてクラシックの声楽は、あの高い天井に声が響くことが前提のもので、
この宗教観がベースに無ければあり得ない音楽なんだ、
とやっとやっとからだで知った感じでした。

日本で10年近く声楽をやっていたけど、
その文化の根っこのところには全然触れられていなかったんだなー、
と思うと、それがかえってうれしいというか、
まだまだたくさんの新しいことと出会うチャンスが残されているように感じられて、
わくわくしたクリスマスイブでした。
(その後行ったスウェーデン家庭でのクリスマスについては、またいつか書きたいと思います)

そして今年は、純日本スタイル(?)で、家中の年末大掃除をして、
こたつでのんびりしております。
そろそろキャンドルでも立てて、聖夜の準備をしよう。

皆さまのもとにも、心温かな夜がありますように!


黒豆パンケーキ

2018.12.23 │ ブログ

毎年恒例、余った黒豆煮が入った朝のパンケーキ。

ふつうならお正月を過ぎて行われるであろうことが、年末になされる料理研究家の食卓よ。

(クリスマスの前月にチキンは食べ飽き、ひな祭りの前にお寿司はもう胸いっぱいになる職業(^-)撮影の場合はもっと早い!同業のみなさん、そうですよね^^)

それでも本当のクリスマスとお正月は、やっぱり楽しみです??

(生地が薄緑なのは、ケールの青汁が入っているから。パンケーキにすると食べやすいよ)

ホームページをリニューアルしました!

2018.12.21 │ ブログ


本日、公式ホームページをリニューアルいたしました!!
パソコンでご覧いただくと、トップページは動画になっております。

前回のホームページと同じく、写真(動画も)撮影は福岡拓氏、
デザインはLUDWIGROOVER(ラディッグルーバー)の中田卓志氏、
そしてプログラミングはTTLAB(株式会社ティーティーラボ)の竹内孝之氏が手がけてくださいました。

以前のホームページ作成から4年も経ち、その間神戸に引っ越したりして、
見るもの感じること出会う人が変わり、自ずと作る料理にもずいぶん変化があったので、「今」の感じを存分に引き出してくださって、とてもうれしいです!

どうぞご覧下さいませ。(トップページ左下のスピーカーの×をはずすと音楽が鳴ります)

三ノ宮ゲイロード

2018.12.16 │ ブログ

神戸の老舗インド料理やさん、ゲイロードのマサラチキンカレー。

日本の(もっと言うなら関西の)味覚に寄り添って、
長く続いてきた優しい味わい。
本格的にブレンドされているけれど、スパイスが角立たない。

こういうゆっくりとした文化のミクスチュアは、本当に神戸らしいと思う。
(マトンのカレーも美味でした!)

冷え性がいつのまにか!

2018.12.14 │ ブログ

神戸でのおせち教室前半2日間を終え、東京に来ています。

今月の神戸教室は、たくさん新しい生徒さんがいらっしゃいました。
岐阜から鈍行乗り継いで来て下さった方、お友達と一緒に初めてご参加くださった方などなど。そして去年にひき続き2度目の方も何名かいらっしゃいましたね。皆様とお目にかかれて楽しかったです。

初日はなんと、先月ストレッチポールを教えてくださった生徒さんが、ボール持参でいらっしゃり、マキさんをモデルに食後に10分ほどレクチャーしてくださいました!!みんな興味津々の大喜び^_^私もストレッチボールの効果的な使い方を改めて知りました。ありがとうございました?

今日の東京は、神戸と変わらず気温が低いのですが、山手線のホームでふと、自分が例年になく薄着で平気なことにびっくりしてしまいました。この寒がりの私が!!どうしてだろうと考えてみるに、1年間コンスタントに通った鍼のおかげ、そして最近のストレッチポールに加えて、ここ3ヶ月ぐらい和漢ハーブティーのブレンドにはまり、飲みまくっているからですね。たぶん。
特に、今月皆さんにお出ししている冷え性ブレンドは、かなり効き目がありますね。少し東京にも持ってきたので、明日コトラボの生徒さんにも出して差し上げられたらいいなぁ。

明日はどんな方々とお会いできるかしら。おせちとシュトレン教室でお目にかかる皆さま、楽しみにしています!

おせち準備中

2018.12.11 │ ブログ

12月恒例のおせち教室。
今からスタートです!

炙り酒かすのデザート

2018.12.08 │ ブログ

おととい、東京出張で久しぶりにお会いした編集者さんが、
「センセー、久保田の酒かすもらったんですけど、食べきれないから、少しどうぞー♪」
とおすそ分け下さいました。
ありがとうございますー?

昨夜、うちでワインを飲んだ後に、ちょっとだけデザートが欲しくて、オーブンでその酒かすをあぶってみました。
アガペシロップ(メイプルシュガーをかけたかったのだけど、家になかった)、ココアパウダーを振って食べてみましたが、けっこういいかも。
途中で、アーモンドとくるみを合わせてみたら、それが最高によく合いました。
炙り酒かす×ナッツ、おススメです。

ポン酢

2018.12.04 │ ブログ

こないだの東京コトラボ教室で自家製ポン酢を全部使ってしまったので、
(そういえばコトラボのレポートするのを忘れていました?また近日中にします!)
実家から送ってもらいました。

このポン酢、皆さんに「おいしい!どうやってつくるんですか?」と聞かれるたびに
口頭で説明できない(しかも詳しい分量は覚えていない)から、
「本(『漬ける・干す・保存する濱田美里の季節の手仕事帖』に載ってますよー。」
と言っていたのですが、よく考えたらこの本、去年出版社の在庫が無くなって、もう買うことができないんですね。
ですから、本来販売中ならばしてはいけないコトだけど、写真をここに載せておきます。
(どうしても本が欲しい方はうちのオフィスに少し在庫があるのでご連絡ください)

しかし、この本作ってから、もう10年以上経つんですね。びっくり!
30歳の時に作った本ですよ。
私の場合は、扱うテーマが経験を必要とすることばかりなので、
若い頃、早く歳をとりたくてたまらなかったのだけど、
先日のM-1グランプリで霜降り明星さんたちを見ていて、
若さが持つキラキラってあるんだなーと思いました。
和牛さんたちの練れた芸を見ていて、そこにくるまでの日々を思うと、
グランプリをとらせてあげたいと僭越ながら思ってしまいましたが、
(過日ロケバスの中で、完熟フレッシュの池田さんから、芸人さんにとっての35歳の壁について、とうとうとお話を伺っていたのでなおさら!)
うーん、20代の時の底知れぬ勢いってすごいものだなあと思いました。

それでも私自身は、やっぱり今がいいわ。40代は最高に楽しい。
日々の料理というのは、年代や時代の影響をすごく受けるけれど、
保存食というのはある意味普遍的なところがあるから、
その時その時に寄り添って発展していくような、深まっていくような感じで、
それがまたいいなと思いますね。

ブレンドティ

2018.12.03 │ ブログ

この神戸の坂道で、なくてはならない相棒の電動自転車のバッテリーが壊れてしまい、
1週間も歩き生活を余儀なくされていました。
最初は「あーあ。」と思ったけれど、久しぶりにゆっくり歩いてみれば、
いつもは見逃してしまうような木の葉の移り変わりも、
目に鮮やかに飛び込んできます。

私は最近、お茶づくりにはまっていて、
中医学の生薬と、和の薬草、西洋のハーブをブレンドして楽しんでいます。
料理教室のウェルカムティとしても、季節のお茶をお出ししていますが、
もっとパーソナルに友人や身近な人たちを思い浮かべながら、
その人にあった配合をするのが楽しくてたまりません。

今日作っているのは、赤ちゃんが生まれてから久しぶりにお会いする方のための
おっぱいハーブティ。
母乳の出がスムーズになりますように、と彼女のことを思い浮かべながら配合しています。
お茶自体のおいしさや美しさも目指しつつ。

こういったメディカルハーブティは、単に嗜好品ではなくて、効き目も強いので、
きちんとした知識を持ちつつ、感覚を研ぎ澄まして作る必要があります。
その緊張感が大好きで、まだまだ勉強を深めたいなあと思うし、
神戸の木々から漏れる朝日や、公園に落ちた葉っぱの色なんかが、
なんとなくお茶の出来上がりに影響をしていくようにも思います。

return top