料理研究家 濱田美里

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雑誌掲載のお知らせ

2017.07.31 │ ブログ

雑誌掲載のお知らせです。

現在発売中の『MAQUIA(マキア)』9月号(集英社)P162〜173「夏不調まるっと解決100問100答」にて、いくつかの質問にお答えいたしました。

本当に暑い毎日ですねー。
どうぞ皆さんが少しでも元気に過ごせますように。

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夏休みアンコールレッスン開催中♪
「米粉のロールケーキと瀬戸内海パエリヤランチ」
詳しくはこちらから↓
http://www.misato-shokdo.com

すもも

2017.07.27 │ ブログ

広島の実家から届いたすもも(プラム)がいい具合に熟してきました。
ふるさとではこれを「はらんきょ」と言います。
汗ばむ中かじりつくと、子供の頃の夏休みみたいな気分に。
裸足にミニスカート、蝉の声を聞きながら、いくつもいくつもほおばった夏の日が思い出されます。

すももは薬膳では、からだのほてりをとり、潤してくれるくだものです。
この季節にとれるだけあって、この季節のからだにぴったり。
夏休み、特にからだに熱を持ちやすい男の子は、案外便秘になりがちです。
毎日出てないなあ、心配だなあ、という時は食べさせてみてあげてください。
(ただし、からだが弱っていたり、長期間の病気や冷えなどの場合にはあまりおすすめできません。)

私はこのすももとゴーヤをサラダにするのが大好き。
色もきれいなんですよ。

夏休み追加レッスン

2017.07.24 │ お料理教室 ブログ

昨日、今月のお教室が終わりました。
ご参加下さった方々、どうもありがとうございました!
(栃木から、おみやげの大根を抱えて飛行機に乗ってきてくださったMさん〜、葉っぱまでおいしくいただいていますよ^^)

さて、今月はCOOKINGで鬼のスパルタ魚おろしレッスン(ホントーによくがんばりましたね!!)の後、
BREAD&SWEETSのコースで米粉のロールケーキを作りました。
連続でご参加下さった方、おつかれさまでした。

この米粉のロールケーキは、心から尊敬する津田陽子先生のフロールの作り方をベースにさせていただいています。
津田先生のフロールは、オリジナリティにあふれた完璧な配合、作り方です。
数年前からその作り方や考え方を学ばせていただき、
その後小麦粉を米粉に変えるために私が試行錯誤したものを、今回皆さんにお教えいたしました。
ロールケーキをふんわりと膨らませるのは、卵の力ですから、
卵黄ちゃんと卵白くんの性質、いかに泡を消さないように混ぜるか、ひとつひとつの作業の意味をお伝えし、
デモンストレーション→実習で、かなりみなさんいろいろなことを学んで帰られたのではないかと思います。

その中で、「こんな食感のロールケーキ食べたことがない!」「この作り方自体がすごく面白いし楽しい。」「これをぜひ妹にも習わせてあげたい。」「今グルテン抜きをしているからありがたい。」などなど、何ともうれしいご意見をたくさんいただきました。
そうかー、それなら!と調子に乗って、「夏休みアンコールレッスン」を設けることにいたしました。

いつものような実習形式ではなく、デモのみですので、ランチ食べにいくわーというくらいの気楽さでいらしてください。エプロンもいりません。
まずはケーキのデモンストレーションをご覧いただき、米粉のロールケーキについて、詳しくご説明します。
あとは、先月大好評だった瀬戸内海のパエリヤランチ(こちらで作ります。ご希望の方にはレシピもお渡ししますよ。)をお出ししますので、
夏休みの楽しみにぜひご参加下さい。
親子さん(小学校中学年位から。ご相談ください。)など、お二人以上のご参加の場合は少しだけ受講料をサービスいたしますね。

お会いできるのを楽しみにしております♪

◎夏休みアンコールレッスン(米粉のロールケーキと瀬戸内海のパエリヤ)
日程:7/26(水)、28(金)、31(月)、8/2(水)、4(金)、7(月)、8(火)、9(水)
全日:11:00〜13:30
定員:4名
場所:(株)ancienneキッチンスタジオ (兵庫県神戸市)
最寄駅:阪急六甲駅徒歩10分/新幹線の場合JR新神戸駅からバスで20分
受講料:8000円(税込み) お2人以上の場合おひとり7500円

着物で出張

2017.07.20 │ ブログ

先ほど、東京出張から戻ってきました。
今回は雨が降らなかったので、1泊着物で出かけてみました。
東京に行く時は4〜6件くらい用事やら仕事やらを詰め込むので、結構な移動があり、
これまでは洋服で出かけていましたが、今回はエイッと着物で新幹線に乗りました。

料理の仕事の時は、たいてい紬(つむぎ)か縮(ちぢみ)なのですが、
今回は料理をしないので、久しぶりに紗(しゃ)の着物で出かけました。
薄い水色なので、お会いする方が「涼しそうですねー。」と言ってくださる。
そうか、夏の着物はお相手に涼やかさを与えるために着るものなんだ、
つい地味な色ばっかり着るのはやめよう、
と思ったことでした。

それから、「どうしたらそんなに涼しそうに着られるんですか?」と何人もに尋ねられたので、
もしかしたらこれを読んでくださる方のお役に立てることがあるかもしれないので、ここに書いておきます〜。

・絽麻の長襦袢を着ること(風が抜け、汗もすぐ乾き、とても涼しいです。洗濯機の丸洗いも可能)
・腰紐だけしっかりしめて、後はゆるゆるで着ること。(ちなみに私は腰紐はゴムのウエストベルトを使っています。しっかり決まり、なおかつ食後も楽!)
・ゆるゆるとは言え、襟元がぐずぐずなのはだらしないので、着付けが終わったら、必ず着物(背中側)の下に手を入れて、長襦袢を両手で下に引くこと。こうすると襟がばっちり整い、崩れません。(これは夏着物じゃなくても大事なコツ。)
・実は下着も大切で、和装用のものを使うこと。胸元がスッキリ収まるので、崩れないし、ダボダボしないで涼しげに見えます。
・肌襦袢はあしべ織りのものがおススメ。汗をしっかりとってくれるので、着物も帯も傷みません。(これはちょっと高価だけど、厚みがあるので補正にもなるし、冬場にも重宝する優れものです。耐久性もあって、かなりの年数持ちますよ。)

着物は20年着てきたので、ほんの少しはアドバイスできることがあるかもしれません。
文字でわかりにくいところは、直接会った時にでもお尋ね下さいな。

ではでは私はこれから明日の教室の準備ですー。

海鮮チラシ

2017.07.18 │ ブログ

今月の料理教室はお魚をおろしますよー。
初心者さんでもきっとうまくなります。

たくさん練習して疲れたら、その魚でパパッと海鮮チラシを作りましょうね。
うちのちらし寿司はおいしいんだよー?
おもてなしが出来るよー。

土日はまだ空席がありますので、ぜひご参加くださいね!

旬について

2017.07.13 │ ブログ

今日は大阪のスタジオで撮影でした。
神戸に来て外スタジオでの撮影は初めて。
阪急電車に乗って出かけてきました!
女子ばっかりの楽しい現場です。

こちらに来てから本格的に撮影の仕事を再開して気づいたことの一つに、「旬の短さ」があります。
旬になるとその季節のお野菜がドバーッと、それはそれは元気よく、ビックリするほどお手頃価格で、盛大に出回るのですが、
1ヶ月もするかしないかくらいでピタッと潔く無くなるのです。全く無くなるんです。
そして次の野菜、次の魚、という感じで季節が移り変わっていきます。
これって実は当たり前のことなんですよね。

でも東京に住んでいた頃は、全国の野菜が並ぶので、九州産から始まって北海道までいくまで、だいたい3ヶ月くらいのスパンがありました。
私はそれを旬だと思っていました。

雑誌の撮影はだいたい発売時期の2〜3ヶ月前に撮影しますし、早いものだと半年くらい前に撮るものもあります。
食材を撮影日までに集めることも私の仕事の一つですので、大体近隣のどのお店にどんなものがあるか、
この季節ならこれは間違いなく揃うけど、これくらいになるとちょっと厳しくなる、という感覚はかなりシビアに持っていたつもりです。
その感覚が神戸では通用しない。東京で感じていた時期よりもピークが1ヶ月くらい早く、その上あっという間に無くなります。
築地に行けばなんとかなる、とも思っていたんだなあ、自然に対して傲慢だったかもしれないなあ、と思い直しています。

住んでいる場所のそばでとれるものを、その時期にタイムリーに食べる、という暮らしは、
私が東京で頭で考えていた「地産地消」とか「身土不二」よりもずっとめまぐるしく、移ろい鮮やかなものだと、
(そしてあえて言葉を変えるならば不便なものだと)やっと気づきました。
そんなふうに3ヶ月「近くのもの」ばかりを食べてきたからだは、やはり以前よりも元気で、細胞が喜んでいるように感じます。
だって、季節と食べものと生きているからだがぴったり合っているんだもの。
産地と1ヶ月ずれるだけで、からだの感じ取り方がこんなに違っていたなんて、しりませんでした。

なのでこの環境は暮らすにはサイコーにありがたい。でもでも、撮影用の仕入れは思いのほか大変だなー。
これは住んで仕事してみないとわからないことですね。
頭の中の旬カレンダーを作り直して、仕入れや仕事の仕方をまた1から探っていく必要がありそうです。

オートミールクッキー

2017.07.07 │ ブログ

今日のおやつはオートミールと甘酒のクッキー

私は職業柄、撮影で同じものを一定期間続けて食べなくてはいけないことがあり、(例えば、タケノコばかりとか、野菜ばかりとか、甘酒ばかりとか、肉ばかりとか、魚ばかりとか)
もちろん仕事以外の食事の時に、バランスはとりますが、その影響はとっても受けるので、
せっかくだから、それぞれの食材による体調、体重、体型、性格の変化はかなり細かく感じるようにしています。
例えば同じくらいの甘さ、形のお菓子でも、バターや砂糖を入れる場合と、それを植物性オイルやメイプルシロップなどに変えたときでは、
続けていくと肉のつき方(=体型)が明らかに変わります。
小麦粉と米粉でもからだは変わるし、テンションの上がり方も変わりますね。
面白いなあと思います。

今はできるだけ、それぞれの食材に偏見を持たないように、差別をしないように、
フラットに食材とつきあっていきたいと思っているので、
悪者扱いされることの多いバターや砂糖も、使うならいいところも活かしてお菓子を作りたいと思うし、
それらを使わないなら、使わないなりの、使わないからこそのおいしさを作り上げたいと思います。

世の中にも自分の中にも流行があって、
最近はグルテンが悪者になることが多く、私自身も小麦粉よりも米粉を使うことの方が増えましたが、
やはり小麦粉にしか出せない味や食感もあります。
(一口に小麦粉と言っても、どこの国のどんな粉なのかによってもずいぶん違いますしね。)
でも、米粉に変えることで、小麦粉以上の出来になることもあり、それがおもしろい。

先日のきな粉のクッキーにはバターを入れています。
それは前の日に本を読んでいて、その中にバターがたっぷり入ったクッキーが出てきて影響をされたから。
急いで作ったので、フープロでジャッ、ジャッと順番に材料を混ぜておしまい。
甘みはてん菜糖、粉はきな粉と米粉です。

今日のクッキーの粉はオートミールと米粉。
あまりバターをとりたい気分ではないので、油はオリーブオイル。
甘みは甘酒にてん菜糖を少々。混ぜて焼くだけの気楽さです。

その時々の気分や体調に合わせて1時間くらいで出来上がるおやつ、
大人が食べてもおいしくて、こどもにも比較的安心に食べさせられて、
できれば気心の知れた人にならあげられるくらいのレベルも目指したい。

テーマで縛ってしまうとはみ出てしまうような、
「ふだんおやつ」のレシピを毎日そんな感じで作っては、楽しんでいます。

きな粉のクッキー

2017.07.03 │ ブログ

今日のおやつは、さくさくきな粉のクッキー。
米粉をつかっているので、グルテンが出ず、寝かせる必要なし!
思い立ってからできあがりまで、1時間もかかりません。
Let’s stop for a coffee!

どうぶつパン

2017.06.27 │ ブログ

きのうは撮影で一緒だったちびっこと、急遽どうぶつパン教室をしました。
(私が生地を作り、成形がそのぼうや)
4歳くらいになると、こんなに作れるんですねー。
こどもの創造性に感心します。

米粉と甘酒入りだけど、バターの香りもしておいしい「どうぶつあんパン」。
もりもり食べて大きくなあれ。

そういえば、男性の生徒さんから、
「料理教室に中2の息子が是非行きたいと、言ってるんですが、大丈夫ですか?」
とのメールをいただきました。
ぜひぜひ!お父様と一緒でも、おひとりでも!

自分の手で料理を作り出すたのしさを、
小さなうちからたくさん味わってほしいです。

金継ぎ教室へ

2017.06.26 │ ブログ

先日ひさしぶりに大阪のRojiroomへ行ってきました。
友人のデザイナー、松下純子さんのお店です。

今回のお目当ては金継ぎ教室。
ずっと挑戦したかったのですが、なかなか1歩が踏み出せなかった金継ぎ。楽しみです。

欠けた器を4つ持って、出かけました。

教えてくださるのは、西川加代子先生。とてもモダンで、語り口のやわらかな神戸マダムです。

教室に入ったとたん、黙々と欠けた部分のパテ埋め作業が始まります。
ばらばらに割れてしまった小鉢を持ってきた生徒さんもいらっしゃいます。
これもなおるんだー。すごい!
引越しの時に、割れた器を何枚も捨ててしまったことが悔やまれます。

パテ埋めをしたり、削りの練習をしたりすること2時間。あっという間でした。
おいしいお菓子とお茶をいただいて、大阪の方達とのおしゃべりを楽しみました。
(大阪の人はよう話さはるわ!)

この後、乾燥をさせて、削り→漆をぬる→金を巻くの行程があるので、最低3回は通う必要があるとのこと。
次回が楽しみです。

帰り道は、徒歩2分くらいのところにある昆布屋さんへ。
関西の和食を支えてきたと言っても過言ではない、老舗昆布やさん(すばらしい真昆布に加え、とてもよい調味料などが揃っています)の4代目、昆布王子の土居君に久しぶりに挨拶しました。
相変わらずの昆布愛。食のまじめな話を2割、おばかな話を8割くらいして、大笑いしました。

からほり商店街、楽しくておススメです!

おまけ情報:お昼をいただいたうどんの「きぬ川」さんもとってもおいしかったよ。

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