テーマ『アジの3枚おろし』
〜お魚の3枚おろしの基本を丁寧にお教えします。
(1人2尾おろしていただけます。)
おろしたアジで作るのは、全国のおばあちゃんから教わった味!〜
・銚子のお魚屋さん直伝の照焼きとなめろう
・山口の郷土料理 ちちゃもみ
・さわやか磯辺卷き
・スナップえんどうとあじのかき揚げ
・新ごぼうのつみれ汁
・旬のグリーンピースを炊き込む豆ごはん
5月はアジの3枚おろしをやりました。
うちの料理教室では、必ず実習で2尾のアジをおろしていただくことにしています。
1尾では、なんとなくやったかな、というところで終わってしまうからです。
2尾おろせば、なんとなくわかったかな、というところまでいけます。
あとはおうちで復習するのみ!
きっちりアジが3枚におろせるようになれば、かなりの魚を扱えるようになります。
アジだけだって、いろんな料理のバリエーションがあるよー。
ということで、この回はおろしたアジを使って6品、
そして旬のグリーンピースを炊き込む豆ごはんを作りました。
私は本や雑誌の仕事の時もそうなんですが、
メニュー出しの時に、メニュー案を出しすぎてしまうくせがあり、
そのせいで、たいてい当初の予定よりも品数が増えてしまう。。。
この時も、あれも作ろう、これも教えてあげたい、と
出しすぎてしまったのでした!
でもでも、みんなせっせとおろしたアジを料理して、
時間内に7品仕上げましたよー。
ちしゃもみというのは、山口の郷土料理で、本来ならカタクチイワシを使って作ります。
でも、私はこのちしゃもみという「和風サラダ」を、
酢締めした刺身の独特な展開料理としてぜひ紹介したかった。
前月に作った玉みそのさわやかな使い道としてもー。
日本各地には、まだまだたくさんの魅力的な料理があります。
照り焼きとなめろうは、九十九里の魚屋さんのおかみさんから教わったものです。
なめろうに青唐辛子を入れ、酢をかけるというユニークなとりあわせも、
またその土地ならではのものでした。
さまざまな場所で教わった知恵を、こんなふうに少しずつ紹介していけたら、
と考えています。
あと、豆ごはんも作りましたねー。
写真を貼付けていて、生徒さんが
「ワッパに入れたら、香りが変わってるー。もう一つのおいしさ!」
と、曲げワッパに入れた豆ごはんのおいしさに気づかれたことを思い出しました。
炊きたての1杯目もおいしいけど、ワッパのおひつに入れて木の香りがうっすらうつった2杯目の豆ごはんもすごくおいしい、ということに私も初めて気がつきました。
旬の生グリーンピースでつくる炊き込みごはんは、他の季節に作ろうと思っても作れない。
ああおいしかったね、また来春作りたいね、そういうのが本当にいいなあ、って思ってます。
(投稿:美里)